映画は内容より音と信じてホームシアターを構築した@take 51です!
映画の中でも特に好きなジャンルが音楽系です。テレビで見ても楽しいのですが、ホームシアターで見ると比較にならないほど楽しめます!!
もう本当に呆れるほど何度も見た映画を厳選して2本紹介させていただきます。もちろんオーディオショップやメーカーのデモで何度も使用されたソフトです。
【目次】
ホームシアターでサラウンドを感動できる映画(音楽系)
1.オペラ座の怪人(2004)

僕のサラウンド人生で最高に惚れ込んだソフトです。この記事を読まれている方で「オペラ座の怪人」をご存知ない方はいないと思います。ただ古いソフトということで未見の方も多いのではないでしょうか?
クリスティーヌ役のエミー・ロッサムは可愛いだけではなく歌も上手ですし、ファントム役のジェラルド・バトラーもロッカーのような独特で味のある歌声を楽しむことができます。
デモではチャプター5が多用されていたようですが(勿論いいのですが)、今回は個人的に気に入ってる他のチャプターを紹介させていただきます。
1-1.チャプター20(仮面舞踏会)
仮面舞踏会のチャプターです。
ここはチャプターの冒頭でラウルが宝石を見ながら思い出にふけるシーンから始まります。ここで街中を車が走る音などの喧騒感が気に入ってます。派手さはありませんがサラウンド的にはテレビでは味わえない独特の雰囲気があり僕は大好きです♪
そして仮面舞踏会の始まりを告げる花火がフロント、リアスピーカーから壮大に鳴ります。仮面舞踏会が始まるとクリスティーヌやラウルをはじめ、仮装した面々が踊る圧巻のシーンは視覚的にも楽しめます!
このチャプターで使われる大太鼓が腹の底まで轟くような音を上手く鳴らしたくて頑張りました。それだけコダワリたくなるほど素敵な楽曲です。
踊りにあわせて音が部屋を横切るシーンもサラウンドならではです!
このチャプターの最後も見どころの一つです。ファントムが始めて皆の前に姿を表しますが、登場の仕方がなかなかカッコイイですよ!(もちろん音も)
1-2.チャプター27(後戻りは出来ぬ)
このチャプターはサラウンド的にオススメという訳ではありませんが、ファントムとクリスティーヌのデュエットが素敵です。
模擬の炎が揺れるシーンでは繊細な音が入ってます。この細かい音がしっかり鳴らせると曲の雰囲気が盛り上がります。
向かい合った階段を二人が見つめ合いながら歌うシーンは本当に美しいです。
1-3.チャプター28(剥がれた正体)
正体を暴かれたファントムが大暴れします。天井のシャンデリアが落ち、オペラ座が火事で轟音を伴い崩れていきます。観客も逃げ惑うシーンは5本のスピーカーがフル稼働となります。
ここは音量注意のチャプターですがは迫力満点のシーンです。
1-4.チャプター8(鏡の中に)~チャプター9(オペラ座の怪人)
チャプター8~チャプター9へと続く、ここがサラウンド的には最高潮かも?
クリスティーヌがファントムのアジトに始めて連れて行かれるシーンです。鏡にファントムが現れる前に並べられたローソクの火が風で吹き消されますが、視聴位置の左側をリアスピーカーからフロントスピーカーに音が抜けていきます
パイオニアのイベントで聞いた音を自宅でも鳴らしたいと思って頑張ってます。体の脇を車が走り去るような感覚だったんです。あれから10年近く経ちますが、あの領域に到達することができません。本当に難しいです(笑)
クリスティーヌに呼びかけるファントムの声は最初、リアスピーカーを中心に鳴ります。鏡にファントムが映ると声もフロントスピーカーから鳴るようになりますが、声が部屋を回るように聞こえる作りはサラウンドならではで、凝った音作りとなっています。
1-5.まとめ
全般的に言えることですが、音作りが凝ったソフトです。音楽が必ずしもフロントスピーカーを中心に鳴っている訳ではありません。
チャプター8~9のように、クリスティーヌはフロントスピーカーやセンタースピーカーから鳴り、ファントムがリアスピーカーから鳴ったりします。その時の曲もピアノだけリアスピーカーから・・、なんてこともあります。
ホームシアターを構築していて「オペラ座の怪人はテレビでしか見たことがない!」という方には必見の映画です。
内容は言わずもがな、ということで省略させていただきます。素晴らしい音楽に限らず、踊りや豪華なセットも見応え充分です。
UHB BD版に関して情報を入れさせていただきます。映像は2004年の映像のままのようで、さらなるクオリティーアップを期待された方は肩透かしをくらったようです。
ただ音に関しては大変なことになっているようです。リニアPCM 5.1ch 96kHz/24bitと大幅にレベルアップされて収録されているとの話です。
我が家では再生環境がないのでネットからの情報ですが、@sakaki_hajimeさんの【UHD BDレビュー】第17回『オペラ座の怪人』に書かれていることですので間違いないと思います。
このソフトを再生したいがため、いつかは我が家もUHB BD版が再生できる環境にしたいと思っています。
2.バーレスク(2010)

クリスティーナ・アギレラが主演です。彼女の圧倒的な歌唱力を楽しむことができる映画です。
僕がこの映画をサラウンド的に気に入ってるのは、ステージの臨場感の演出に観客の喧騒感を上手く活用している点です。ホームシアターを構築している方だけが味わうことのできる特権です!
2-1.チャプター7
ここは鳥肌が全開でたつシーンです!
アリ(クリスティーナ・アギレラ)は曲に合わせてダンサーが踊る形式のクラブです。ダンサーが歌うことはなかったのですが、嫌がらせがきっかけで生歌を披露することとなります。この時の静寂をやぶるアギレラの声が凄いのなんの!!
この時の観客の歓声を含めた喧騒感が臨場感豊かで聴き応えがあります。
2-2.チャプター16
アリの彼氏となる男性が作った曲(Welcome To Burlesque)のお披露目ステージです!
曲もさることながら、チャプタ-7以上に丁寧に作り込まれた観客の喧騒感が聴きどころです。曲が派手ですので、喧騒感が忘れ去られがちですが、マニアなら押さえておきたいポイントです(笑)
もちろん曲も素晴らしく、曲の最大の盛り上がり部分では「ドドドドっ!!」というドラムの音が部屋をグルリと一周する作りになっています。
この一周する音を上手く鳴らすために工夫を重ねましたが、なかなか納得のできる状態にすることができません。
このチャプターもサブウーハーが全開で音量には十分のお気をつけください。我が家ではかみさんに何度も怒られました(汗)
2-3.まとめ
今回、サラウンド的には喧騒感を「オシ」で書かせていただきましたが、迫力あふれる歌声とセクシーかつ、かっこいいダンスも見どころです。
紹介をさせていただいた2つのチャプター以外にも素晴らしい歌、ダンスシーンが満載です。ショーの映像では観客の喧騒感もほぼセットとなっています。要チェックですので、よろしくお願いします!
クラブの存続をかけてアリが活躍したり、恋愛系も盛り込まれているのでストーリーとしても楽しめる映画となっています。特にクラブの存続が解決した後のシーンは感動的でお気に入りのシーンです。
古い映画が順番にUHD BD版で登場していますが、この映画はまだのようで噂も聞かないです。この映画はオペラ座の怪人と同様、価値のある映画と確信しているのですが・・
リニアPCM 5.1ch 96kHz/24bitで収録されるようなことがあれば、来る日に備えて即買い間違いなしの映画です。
最後に出演者であるクリステン・ベルについて書かせてください。彼女はアリのライバルであるニッキー役で出演しています。
この映画でお気に入りの女優さんの一人となりました。その後、アナと雪の女王でアナ役やテレビドラマ「HEROES」でエル役を見て、ますます彼女が好きになりました。個性が溢れる素敵な女優さんです。
※HEROESはバーレスクより前の作品です
3.まとめ
今回、紹介をさせていただいた映画は、いずれも古いものですが作品としてのクオリティーは高いものです。見ていない理由が「古い=色あせている」ならば、絶対に見ていただきたい映画です。
ホームシアターの大画面とサラウンドの音の相乗効果で感動的な世界に浸れます。
アクション映画編やライブ(音楽系)のソフトも紹介をさせていただきましたが、個人的には一番のオススメソフトが「オペラ座の怪人」と「バーレスク」です。
オススメの映画があれば追記させていただきます。皆さんのオススメがあれば、ぜひ教えてください!!
※最近、サラウンドの素晴らしい音楽系映画との出会いがありました!(2019年5月)
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