書評)社会人のための読解力トレーニング、読むコツは書くコツでもある!

社会人のための読解力トレーニング 書評 後藤武士




僕は本を読むことが遅いです。

いろんなジャンルの本を読みたいので「もっと早く読むことができれば」と常々思っています。

速読の本も多く出ていますが、パッと見る限り相性が良く無さそうで取り入れることができていません。そもそも完読できていません(汗)

そんな中、タイトルを見て「これなら??」と思えた「社会人のための読解力トレーニング―――正しく読めれば楽しく読める・理解できる」は僕にピッタリの本でした。

 

「読解力なんて俺には備わっているよ!」という方も「基本に立ち返る」という意味で読んでみていただければと思います。新たな気付きがあるかもしれませんよ!

 

 

社会人のための読解力トレーニングを読んで

1.本はルールに基づいて書かれている

 

最近の本、特にノウハウ系は非常に読みやすくなっています。

売れる本は内容はもちろんですが、分かりやすいことが求められているように思います。

そういう本は比較的スラスラと読むことができますが、小説などは手こずることが多いです。気がつけば、何度も戻って読み直さないと理解できないのです。

 

小説を読んでいて僕が理解できなくなる要因の一つが時系列の変化です。

章や段落が変わるタイミングで変わるので見逃さなければ問題はないはずですが、うっかりすると戸惑う要因となる一つです。

しかも「誰について書かれたもの?」を見失うと最悪です。何を書いているやら全く分からなくなります。

良い本はこの辺の文章の組み立てが上手に書かれているのだと思います。

「最後はタイトル。迷ったらタイトル。―― これを意識して読むと、文章はぐんと読みやすくなる」など、当たり前のことも書かれていますが、今まで自分が意識できていたか自信はありません。

タイトルを意識しながら読んでいくと、今まで見逃していた気づきがありそうです。

今、「宝島」を読んでいます。3分の2ほど読んでいますが、未だにタイトルの「宝島」が内容にピタリと嵌ってきません。最後に納得させられるのでしょうか??

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大事なポイントの紹介には例題が伴っています。読書量が増えてきているので、「例題は難なく・・」と思っていましたが、正解率は高くはありませんでした(汗)

問題に対する模範解答は解説付きです。

今、思えば数十年前に国語の授業を真面目に受けていれば、読解力も少しはマシだったかもしれません。国語が苦手な人は教科書を読むより、この本を読む方が受験勉強の役に立つかもしれません。

 

2.読むコツがわかれば書くコツも掴める

 

読むコツは書く時の応用になります。手段が違うだけで「伝える」という目的が同じだからです。

まず伝えたいことは「タイトルに書く」ということが大前提です。

その中でも大切なことは繰り返し書かれています。巻き返し繰り返し書かれているのですが、表現は変えられています。

具体的であったり抽象的であったり・・。同じようなことが繰り返し書かれている内容は筆者が大切なこととして伝えたい内容です。

ということは自分が文章を書く時に、このコツを利用すればいい訳です。

ブログを書く時に限らず、社内資料やお客さんに渡す資料に活用することもできます。

実は書くコツの本も何冊か読んでいますが、身になっている実感がありませんでした。

僕に読解力が無かったのかもしれませんが、この本からは「伝える」という目的から読み取るだけではなく、書くコツについても掴めるものがありました。

 

3.読むコツがわかれば話すコツも掴める

 

ということは話すコツについても同様です。

ただ書く時より注意が必要かもしれません。会話では文章のように読み返しすことができないからです。

伝えたいこと(主張や結論)を最低限にまとめ、根拠も書く時のように具体例と抽象的な例をあげるのは控えた方がいいのかもしれません。

相手や状況に応じて話す内容をアレンジする必要もありそうです。

こちらの話を相手がじっくり聞くスタンスであれば、書く時のように目いっぱい話をすればいいのかもしれません。

逆に時間が無い時、例えばすれ違いざまに話す時などは主張や結論だけ述べ、理由などはメールするなどの方法もありかもしれません。

この辺の使いこなしが上手くできるようになれば、「あいつの話はわかりやすい!」という評価に変わるかもしれません。

 



 

4.まとめ(伝えるということ)

 

読解力のトレーニング本ですが、僕にとっては多くの気づきを得ることができた本でした。

読解力を高めるということは、相手が伝えたいことを読み取るコツを掴むことです。逆に言えば、そのコツは伝える時に活用できます。立場が変わるだけですから。

今回は読解力を高める本を読みましたが、この先で読むかもしれない「書き方」や「話し方」の本からも読解力を高めるヒントを得たいと思います。

「読み取る」「伝える」とは表裏一体であり、わけて考える必要がないことに気づきました。この本で読解力が高まったはずですので、ノウハウ系の本を読んでも吸収力は高まるでしょう!

 

 ※速読について

僕には不可能だと思っていた速読について考えてみました。

コツを掴めば読解力が高まるというものでした。コツが使えるのは本が基本的なルールに基づいて書かれているからです。

つまり本に必ずあるタイトル。そして内容に基づき章ごとに付けられている見出しを見れば大体の内容が把握できることになります。

乱暴な言い方をすればタイトルと目次に書かれた見出しを見れば本の内容がわかる理屈となります。逆に言えば、ここで内容を把握できるとすれば、その本は上手に書かれている可能性が高いのではないでしょうか?

あとはそれぞれの章に書かれた主張をかい摘んで読めばいいのかと?

もちろん小説には当てはまらない読み方です。

小説の醍醐味は感情移入です。登場人物の心境の変化など、細かいところを読み取らないと物語の全てを楽しめるとは言えないからです(笑)

速読にも挑戦してみたいと思います。

 

 

2019年5月よりKindleUnlimitedに加わっています。「社会人のための・・」とタイトルがついていますが、国語が苦手な受験生にも参考になるかもしれません。

登場する例題の難易度はどれくらいでしょう?最後の問題はかなり難しいと思うのですが??

内容を忘れた頃に再挑戦してみたいと思います!

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