敬愛なるベートーヴェンの感想。9年ぶりの再見は??

敬愛なるベートーヴェン




9年前に見た映画を再見しました。当時の感想はこちらです。

映画を再見すると初見時に無かった発見や感動があります。今回はどうでしょう??

※ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください!

敬愛なるベートーヴェンの感想

あらすじ

映画は馬車にのるアンナ(ダイアン・クルーガー)から始まります。とても不安そうです。

ベートーヴェン(エド・ハリス)の危篤を聞き駆けつけているところでした。道中、日々を過ごす人たちを横目に通りますが、 弦楽四重奏曲「大フーガ」を演奏する男性が。

アンナは1800年ころでは珍しい、作曲家を目指す女性です。そんな彼女は写譜師としてベートーヴェンのところに通うようになります。

ベートーヴェンを知る人は「奇人変人?」人に迷惑をかけることを厭わないベートーヴェンの写譜師になることに反対します。アンナはそんな人の話に構うことなくベートーヴェンを慕います。

そんな中、あの有名な第9を完成させます。初回演奏を二人で終えるシーンは感動的でとても良かったです。演奏を終えた充実感、あふれる2人の笑顔が印象的でした。

第9の完成をきっかけに二人の絆が深まったように感じましたが、ベートーヴェンの奇行が彼女を深く傷つけることになります。

そんな中、完成させて作品が 弦楽四重奏曲「大フーガ」でした。初回演奏では演奏途中に変える人の続出。演奏を終えた後、アンナですら否定的な感想を。

その後、ベートーヴェンは倒れて寝たきりの状態となり、映画はラストへと向かいます。

感想

「天才=変人」と定義づける必要はありませんが、ベートーヴェンは天才で変人だったのだと思います。

実力があり、実績を残している人が傍若無人なふるまいを許されがちですが、彼は許されなくても意に介しません。人の意見に耳を傾けていたら自分のしたいことはできません。そうあるべきだと思いますが、なかなか出来ることではありません

 

落合博満の三冠王宣言も人の批判的な意見を気にせず、自分を貫き通した人です。相通じるものを感じます。

 

話を戻します。

そんなベートーヴェンもアンナに見放されるのは辛いようです。アンナもベートーヴェンの奇行に愛想をつかしつつも、彼の才能を見限ることはできないようでした。

アンナが人を見る時、才能重視という訳ではないと思いますが、最終的にはフィアンセよりベートーヴェンを選択することに。

コンテスト会場でフィアンセの橋を叩き壊されているにも関わらず、です。才能はないが、人としても魅力もんかったとか??(笑)

当時の音楽は女性というだけで下に見られていたようですが、ベートーヴェンはアンナを女性としてだけでなく音楽の才能に気づきつつ、認めたくなかったとか?

「この世にベートーヴェンは二人もいらない」と発言してました。そういう意味が込められていた気がします。

映画はアンナが草原を歩くシーンで終わります。

慕っていたベートーヴェンの状態を思うと不可解な表情ですが、ベートーヴェンを追いかけるのをやめ、独り立ちの決心がついた表情でしょうか?吹っ切れたようでした。

初見時には理解できずにいましたが、今回は多少なりとも感じることができて良かったです。

 

初見時に感動した第9の演奏は相変わらず素敵でした♪

第9の演奏を二人で完成させるまでの過程は演奏だけでなく、二人だけの世界が素敵でした。

一方、初見時には感じなかった気づきが弦楽四重奏曲「大フーガ」にまつわるエピソードです。

最後の演奏では全く見向きされなかった曲ですが、オープニングで危篤のベートーヴェンのもとに向かう通り道の脇で「大フーガ」を演奏する男性の姿がありました。

「あ、初演では見向きもされなかった曲が浸透してることがわかるシーンだったんだ!」と気づけたのです。

晩年、病が進み耳が聞こえなくなり、評価の落ちたベートーヴェン(寄行が原因?w)も、最後は再評価されたようです。

あれだけの功績を残した人です。人に迷惑を掛けまくった奇人変人とは言え、最後はしっかり評価される形が望ましいです。再見することで、そう思うことができて良かったです♪

 

僕が好きな弦楽四重奏曲「大フーガ」です。

 

 

 

2 件のコメント

  • take51さん、こんにちは☆
    コメントを有難うございました☆
    そして、久しぶりにコメント書かせて頂けるのがとっても嬉しいです♪

    >落合博満の三冠王宣言も人の批判的な意見を気にせず、自分を貫き通した人です。相通じるものを感じます。

    いやあ、落合さんと相通じるものですね???
    まあ、何となく分からないでもない?
    映画界にもいますよね、未だにフィルムにこだわる監督さん、高評価の方です。

    >最終的にはフィアンセよりベートーヴェンを選択することに。

    この映画の欠けている部分で、彼と彼女のお付き合いの程度や
    ベートーヴェンに出会うまでの二人をちょっとでも描いていればなあと思いました。
    納得できる何かが欲しかったです。

    >ベートーヴェンはアンナを女性としてだけでなく音楽の才能に気づきつつ、認めたくなかったとか?

    彼女にはあまり作曲の才能はなかったのではないでしょうか?
    「アマデウス」のサリエリさんのように?(笑)

    >「この世にベートーヴェンは二人もいらない」と発言してました。そういう意味が込められていた気がします。

    とにかく自分が一番、神と脳内喧嘩をする人ですものね(笑)。

    >映画はアンナが草原を歩くシーンで終わります。
    >慕っていたベートーヴェンの状態を思うと不可解な表情ですが、ベートーヴェンを追いかけるのをやめ、独り立ちの決心がついた表情でしょうか?吹っ切れたようでした。

    エッ?
    亡くなった後ですよね?

    私的には、いつかは分からないけど生前に二人は(師弟関係を)終わらせて
    修道院からもいなくなって自活していたように思いました。

    そこへ知らせが着て、危篤から他界、その少し後がラストシーン、
    って感じだと思いました。

    >初見時に感動した第9の演奏は相変わらず素敵でした♪
    >9の演奏を二人で完成させるまでの過程は演奏だけでなく、二人だけの世界が素敵でした。

    あの発表会は史実ではないけれども、初見時同様に思ったのは、
    この映画の中では一番の良いシークエンスで、
    二人の気持ちがキチンとしていて素晴らしかった・・・ということです。
    (英国王のスピーチのそのシーンと同じ意味で、男女ではない)

    >一方、初見時には感じなかった気づきが弦楽四重奏曲「大フーガ」にまつわるエピソードです。
    >最後の演奏では全く見向きされなかった曲ですが、オープニングで危篤のベートーヴェンのもとに向かう通り道の脇で「大フーガ」を演奏する男性の姿がありました。
    >「あ、初演では見向きもされなかった曲が浸透してることがわかるシーンだったんだ!」と気づけたのです。

    おっしゃる通りで、あの曲が今現在高評価されているのは皮肉というか
    でもアンナも「先生と同じように聞こえました」と言っているし
    演奏者もいたし、当時から良いと思う人もいたんですよね・・・。

    >あれだけの功績を残した人です。人に迷惑を掛けまくった奇人変人とは言え、最後はしっかり評価される形が望ましいです。再見することで、そう思うことができて良かったです♪

    そうですね、この監督や製作側がベートーヴェンを尊敬している気持ちは
    しっかりと伝わりました♪

    >僕が好きな弦楽四重奏曲「大フーガ」です。

    恥ずかしながら私は全部ちゃんと聞いたことなかったので
    このコメント書かせて頂きながら聴かせて頂いています。
    たしかに第9のように分かりやすくはないかも?(笑)

    私がベートーヴェンで好きなのは「クロイツェル・ソナタ」と「月光」です。
    また良かったらyoutubeとかでお聞きいただけると幸いです。

    楽しい映画のお話の時間を有難う♪
    また「大フーガ」をちゃんと聴く機会を有難うございました(ペコリ)。

    .

  • miriさん、こんばんは!

    やっと記事を書くことができました。
    久しぶりに書くと、どう書いていいか分からなく、
    全く進みませんでした(^^ゞ

    >映画界にもいますよね、未だにフィルムにこだわる監督さん、高評価の方です。

    こだわりって大事ですよね!ブレずに頑張ってる人は結果を
    残せるし、高評価に繋がるんでしょうね!

    僕もこだわりをもって仕事も遊びも頑張りたいです。

    >この映画の欠けている部分で、彼と彼女のお付き合いの程度や
    ベートーヴェンに出会うまでの二人をちょっとでも描いていればなあと思いました。
    納得できる何かが欲しかったです。

    納得できる何か必要ですよね!
    今回、僕の中でまとまったことも、miriさんと話をさせて
    いただくだけで迷いが生じますし(笑)

    >彼女にはあまり作曲の才能はなかったのではないでしょうか?
    「アマデウス」のサリエリさんのように?(笑)

    才能がないと思って、遠回しに話をしてたんですかね??
    そう言われると、そんな気もしてきました。
    3回目を見て確認という訳にはいかないですが・・(笑)

    >エッ?
    亡くなった後ですよね?

    私的には、いつかは分からないけど生前に二人は(師弟関係を)終わらせて
    修道院からもいなくなって自活していたように思いました。

    僕は看病してる時で脳内イメージだったのかと思いました!
    あまりにも綺麗な風景で、現実世界じゃないように感じたんです。
    確かに数年たった後の話かもしれませんね(^^ゞ

    >そこへ知らせが着て、危篤から他界、その少し後がラストシーン、
    って感じだと思いました。

    間違いないですね!(^^)

    >あの発表会は史実ではないけれども、初見時同様に思ったのは、
    この映画の中では一番の良いシークエンスで、
    二人の気持ちがキチンとしていて素晴らしかった・・・ということです。
    (英国王のスピーチのそのシーンと同じ意味で、男女ではない)

    アンナが実在してないにしても、いいシークエンスでしたよね!
    あんなシーンが作れるなら、最後もしっかり作って欲しかったですね。。

    >おっしゃる通りで、あの曲が今現在高評価されているのは皮肉というか

    僕のこの曲との出会いはオーディオのチェックCDなんです。
    4人の演奏がスピーカーからどう聞こえるか?の確認で何度も
    聞いて好きになったという・・

    評価されているかどうかも、知らなかったんです(笑)

    >そうですね、この監督や製作側がベートーヴェンを尊敬している気持ちは
    しっかりと伝わりました♪

    ですね!初見時には感じなかったことなので、
    再見して良かったです♪

    >恥ずかしながら私は全部ちゃんと聞いたことなかったので
    このコメント書かせて頂きながら聴かせて頂いています。
    たしかに第9のように分かりやすくはないかも?(笑)

    ちなみに僕は第9を全部、聞いたことがないんです(^^ゞ
    ところどころ有名な箇所だけ知ってる、という程度です。

    >私がベートーヴェンで好きなのは「クロイツェル・ソナタ」と「月光」です。
    また良かったらyoutubeとかでお聞きいただけると幸いです。

    はい!ゆっくり聞いてみますね!(^^)

    ちなみに僕は田園が好きでして・・
    どこをどう好きなのか、説明はできませんが、
    聞いていて気持ちいい曲なんです♪

    >楽しい映画のお話の時間を有難う♪
    また「大フーガ」をちゃんと聴く機会を有難うございました(ペコリ)。

    こちらこそ、再見するきっかけをいただき有難うございました!(^^)

    miriさんが記事に書かれてるアクアマンの話もできれば、と
    思うのですが記憶がなくて・・(汗)

    こういう時にブログに感想を書いていると
    少しでも思い出せますよね・・。

    読んだ本は記録に残してるので、映画も何らかの
    形で残していきたいと思います!(^^)

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください