家族の皆が大好きなハンバーグ。試行錯誤をしながらたどり着いたビタクラフトを使用した失敗しないふっくらハンバーグのレシピです!
失敗しない為のポイントがいくつかあります。しつこいほど書いてますが画像付きで分かりやすく書いてみました。作業手順も書いていきますので効率よく作れますよ!!ビタクラフトを使用するコツは他の料理にも転用できます。

【目次】
ハンバーグのレシピ(ビタクラフトで作るふっくらハンバーグ)
b.牛の合挽きミンチ 250g
c.タマネギ 1個
d.パン粉 50g
e.牛乳 150ml
f.卵 1個
g.塩 4.9g
h.黒こしょう 適量(ミルで5回転)
i.ナツメグ 適量(4ふり)
※うちの8個分の配合です
1.ミンチ肉を合わせ塩をかけます

お肉は焼いた時に出てくる脂が少ないものを選びましょう!
いきなりハードルを上げるような事を書いてすみません(笑)
本当はどんなお肉を使っても作れるのですが、美味しさを追求すればの話です。
数社のスーパーや肉屋さんなど、いろんなお肉を試しました。不思議なものでスーパーでも店舗が変わればお肉の質も変わります。ただ、そのお店のお肉の質の傾向は変わらないようで一度決まれば安心です!
そして塩(g)をかけます。塩に関しては水島弘史さんの考え方に共感しており肉の0.8%を入れるようにしてます。
しっかり計量をしましょう!
えぇーーーっ!?
と言われますが、ここはしっかり計量をしましょう!僕は300gまで0.1gで量れるデジタル量りを使ってます。何度か作っているうちに感覚が身につきますので、それまでは使う事をオススメします!!
2.タマネギをみじん切り
タマネギは炒めるレシピが多いと思いますが、僕は生のままで使います。タマネギを炒めなければ冷ます時間もいりませんし、この方法で作るタマネギの食感が好きなんです。
タマネギは極端に小さく刻む必要なありませんが、例えば1cm角だと火の通りが悪かったり、肉の結合を邪魔する可能性がありますので注意しましょう!
本当はタマネギも肉に対しての量を示したいのですが、タマネギのサイズがマチマチなので割愛します。計量して残ったタマネギの処置に困りますし、普通サイズのタマネギ(大人のこぶしくらい)という事でお願いします!
このタイミングでタマネギを刻むのは
塩を肉に馴染ませる時間の確保のためです!
料理は科学の要素が多いと思うのですが、肉に塩をして10分ほど置くと余分な水分が抜け肉の旨味が増すようです。塩と肉の関係をじっくり検証はしてませんが、カレーのレシピでお世話になってる水野仁輔さんの教えです!

生のタマネギを使うと食感の楽しめるハンバーグになりますし、何よりビタクラフトだと蓋をして弱火で焼いてもタマネギまでしっかり火が通ります!
何よりも時短になりますよ!
3.黒コショウとナツメグを投入し肉をこねます

黒コショウ(h)とナツメグ(i)を投入し肉を混ぜます。この2つもお肉に対して適切な量を示せればいいのですが、0.1gの量りでも量れません(笑)
ミルを使ってれば回転数を目安に各家庭で決めていただければいいと思います。
肉をこねていきます!
肉が温まると結合が悪くなりますので、僕は麺棒で肉を突くようにしてこねます(体温で肉の温度が上がります)。こね具合を把握する為に「手でやりましょう!」と言われる方もおられますが、何度かやってるうちに麺棒を使っても判断ができるようになります!
ミンチ肉の粒の半数が潰れ、まとまった肉が麺棒にまとわりつくようになれば十分です。刺さった麺棒を抜こうとすると「あ、持ち上がるかも?」くらいです。
4.パン粉、牛乳、卵を合わせ肉に投入します

パン粉と牛乳は必ず合わせておきます!
たねを作るのに面倒で全ての材料を一気に投入するとどうなるでしょう??肉の水分がパン粉に吸われパサパサした食感になってしまうんです。それを防ぐためにも事前にパン粉と牛乳は合わせます!
便利なので500ml量れる計量カップを使ってます!
5.麺棒を使ってよく混ぜます

6.タネを作ってフライパンに
タネを乗せる前にビタクラフトを
十分に温めておきます
ビタクラフトを使ったハンバーグで最大のポイントです。このステップを忘れると失敗します。中火で空焚きをしますが、鍋に落とした水が球となって走る必要があるんです。


肉の脂を利用しますのでとってもヘルシーです!
タネを乗せ終わると火力は空焚き状態の中火から弱火の中火に落とします。一度に複数のタネを焼く場合、最初と最後のタネに時間差ができるので出来るだけ手早く!
【追記】
タネを焼く時、牛脂を使うと更に美味しく焼けることに気づきました!
7.タネをひっくり返します

真ん中くらいまでの色が変わるとひっくり返します。
1つ目と3つ目の焼き加減に差ができるのは仕方ないかな・・、と思ってます。これくらいなら僕の中では許容範囲です!
ひっくり返せば蓋をして弱火に落として9分そのままにします。タネを乗せる前の空焚きが不十分だとタネがくっついて上手く返せません。注意してください!
「9分」という時間は「勘」ではなくタイマーを使用してください!蓋をしていて状態を目視できるわけではありません。タイマーが知らせてくれるので、その間に他の事ができます(ソースを作ったり)
8.完成!!

どうです??綺麗に焼けてるでしょう??(笑)
お肉を600gでタネを作ると3回にわけて焼くようになります。面倒ですけど「家族を喜ばせる」という僕のハンバーグを作る目的を考えれば楽勝です!!

旦那を褒めてください!これからも喜んで作ってくれますよ!!
僕はそのサイクルに陥ってますので(爆)
慣れれば作り始めて30分ほどで作ることができます。いつも同じように作っていれば塩の計量はしなくてよくなりますし、作り方が頭に入ればレシピを見る時間もなくなります。
もしかしたら「え?ハンバーグを作るのに30分もかかるの?」という風になるかもしれません(笑)
ビタクラフトを使ったレシピですが、使わない場合は「7.タネを作ってフライパンに乗せていきます」の空焚きの部分を省略すれば問題なく作ることができます。
各家庭で火力や肉質の違いで調整は必要です!
作りながら状態の確認をしましょう!
焼き色などの状態を見ながら時間の調整をお願いします。調整が上手くいけば自分のレシピとなっていくはずです!!
そうそう。タネは温かくなると保形成の問題上でよくありません。大量に作り分けて約必要がある時は面倒でもタネを冷蔵庫に保管してましょう(乾燥を防ぐためラップを忘れずに!)
9.最後に(ポイントのまとめ)
全部で6つのポイントを書かせていただきました。ビタクラフトを使う場合、特にポイント5の「タネを乗せる前にビタクラフトを十分に温めておきます」という部分が大事になってきます。
最後にビタクラフトを使う理由について説明させていただきます。

実はホームセンターで売ってる2000円ほどのフライパン、6000円ほどのフライパン、ビタクラフトプロの3つで比較テストをしたことがあるんです(もちろん同じタネを使って)
正直、差があるのか??と不安でしたが全く違いました。タネの浮き上がり方を含めたふっくら感(もちろん食感もビタクラフトが軽いです)
2000円と6000円のフライパンではサラダ油を使いましたが、そのせいもあると思いますが味も変わります。ビタクラフトで作ったハンバーグは肉の味が濃密になります。
そして一番の違いは冷めた時です。もちろん焼いてすぐに食べる事が多いとは思いますが、冷めた状態の食べくらべではビタクラフトで焼いたハンバーグの変化が一番少なかったです。あとの2つは正直、固くなりましたので・・
このレシピでタマネギを炒めないのはビタクラフトを使ってることもあります。蓋をして弱火で焼いても蒸されたように柔らかく、適度な食感を残したいい塩梅に仕上がるんです!
価格相応の価値があるんです。大満足です!!
9-1.僕がハンバーグのレシピ作成に参考にさせていただいた書籍の紹介です!
ハンバーグを作って家族を喜ばましょう!